警察ドラマのおはなし　

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■ 公開日 2013/05/09 15:24:51

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本物が作った刑事ドラマがあるんやで・・・

当然ですが、ドラマは娯楽作品でありドキュメントではありません。しかし最近では、新参者や外事警察などリアル路線の刑事ドラマが増えており、新たな警察ドラマのスタイルを提案しています。また、元警察官が監修する作品も多くなりましたよね。元刑事の北芝さんは踊る大捜査線こそがもっともリアルな刑事ドラマであると自著で述べられていました（本人が原案協力）。ちなみに現職警察官に刑事ドラマファンはやっぱり多く、ろくでもない内容だとブーイングの嵐が起きるとも記載されていました。それにしても、刑事ドラマっておかしなシーンや考証が多いですよね。インプレッサアネシスにTLアンテナなんてまだかわいいほうでしょう。

警察庁長官感謝状がスポンサーに送られた刑事ドラマがある

1957年から放映された『ダイヤル１１０番』は、警視庁、警察庁および全国の警察本部から公式資料を提供され制作された番組です。タイトルにもなっている110番は、今でこそ誰もが知る警察への緊急通報番号ですが、この110番を全国に広く知らしめたという事で、ドラマとスポンサーが警察庁長官に表彰されています。

警察が作った本物の刑事ドラマがある！？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　
過去には、警察が応援という形で監修・協力した「部長刑事」という警察ドラマが関西で放映されました。実際の大阪府警察用ヘリコプター「UH-1」を飛ばしたりなど、お金がかかっています。一方で、警察自らが制作した警察ドラマも存在します。それが福岡県警が自ら制作したアンチ・組織暴力啓発ドラマ「許されざる者」です。制作も警察なら、登場人物も現職の警察官なのです。そのため体育会系の恐ろしさが良く伝わってきます。手入れに向かう刑事の腰には拳銃がない代わりに、特殊警棒が装着されているのがなんともリアル。安い家庭用カメラで撮影されたことと、役者（警察官）の棒読みのセリフも相まって、何とも言えない雰囲気を醸し出しています。予算は30万円ですが、どっから持ってきたのか、きちんと高級なお車も登場します。漫画やドラマなどで組員が美化され、青少年が憧れを抱くことに福岡県警が懸念を抱いたことが本作品を作るきっかけとなったそうで、福岡県内のレンタルビデオ店で無料でレンタルで見られます。このドラマには後日談があって、中学校で上映しようとしたところ、組員が「キサンらなんしようと？俺らば何かしたんかちゃ！こぎゃんドラマ作ったら組員の子供が学校でいじめられろうもん！地元におれんごとするけんな！くらすぞ！コラ」みたいにクレームつけて上映が中止になりました。代紋テイ苦痛〜。なお、福岡県警ではドラマのほかにも現職の警察職員が組の漫画を描いて啓発活動も行っており、その一風変わった組織暴力排除にかかる警察活動は全国で注目を集めています。

不思議な"警察特殊部隊"ドラマ

これは不思議なドラマだなと思いました。アナログな機材を使って犯人が「デジタル警察無線を傍受」したり「交通機動隊」がパンタパンダ持ってたりするこのドラマはSIT、SATに次ぐ第三の特殊部隊「NPS」という架空の部隊を描いた作品なのですが、すごいのはそのNPS隊員がノーヘルで突入してるところ。顔しか売りの無いイケメン俳優が、ヘルメットにバラクラバまでしたら、芸無し人になってしまうとはいえ、警察の特殊部隊はヘルメットをかぶるのが万国共通だと思います。どっかのおばさんがおはぎを作戦本部に差し入れするドラマ作品と同じく、ここにまた不思議な自称「リアル派警察ドラマ」が一つ誕生してしまったのです。日本に映画『S.W.A.T』なんて絶対描けないのかと、悲しくなります。しかもバスジャックしたネオ麦茶事件を茶化した上で「犯人は高校中退でストレスたまってそうだなあ」との学歴差別のヘイトにはもうかける言葉がありません。早い時期から「特殊部隊員がヘルメットをかぶっていないのはおかしい」とツッコミが入っていたようです。

ツッコミ元　http://www.j-cast.com/tv/2014/01/17194277.html

これからも、いろんな刑事ドラマが作られるといいですね。
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