覆面パトカー解説(そっくり編)




警察の装備 航空機編































































覆面パトカー解説(そっくり編) 




■ 公開日 2013/05/09 15:24:51  
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これが次世代"合法覆面モドキ"!そこのけそこのけ、お医者サマの緊急往診車が通るッ!覆面パトカーそっくりの車両たちをご紹介!



中古 P社 警察車両用電子サイレンアンプ&流線型回転灯


皆さんもご存知のように、緊急車両といえば、警察以外にも各公共団体や電力、ガス、水道、電話などライフライン各企業にも多数ありますよね。これらの緊急車両はほとんどが、白黒パトカーのパトライトと同じような視認性が良いブーメランタイプの大型赤色灯をルーフに装備しています。しかし、一部の緊急車両については"警察の覆面パトカー"のような着脱式の小型の赤色灯を必要に応じて装着する場合もあります。本項ではそのような公安委員会に緊急車両指定され着脱式赤色灯を搭載し、緊急走行可能の"覆面パトカーそっくり"な車両をご紹介いたします。ろびー団体のチカラに比例してるのか医療機関の車が多いです。

LED車両用着脱回転灯 赤色 12V/24V 兼用

LED車両用着脱回転灯 赤色 12V/24V 兼用
B00BHQPZLA | ノンブランド | ¥ 7,200


臓器緊急輸送車(民間)


その名の通り、人間の臓器を緊急輸送するための緊急車両です。レガシィ・ツーリングワゴンAWD2・5Lに着脱式赤色灯はともかく、秘匿式の前面赤色灯はヤリスギ・ツーリングワゴン。

http://www.kuranishi.jp/35dai/35dai-zokiyusosha.htm


緊急往診車(民間)


昨今、病院や個人クリニックなどの医療機関の医師が、普通のセダンを覆面パトカーまがいに着脱式赤色灯をつけて緊急走行する権利を手に入れています。これは開業医等の所有する車両を、公安委員会が在宅患者急診のためにその緊急性を認めて「緊急往診車」として認可した車両で、事故現場などへ駆けつけるための病院のドクターカーとは異なります。医者がたった一人の在宅医療患者の治療をするために緊急走行までして、他の車両を押しのけ、キンソーで駆けつけるのは心強いですね。緊急往診車はサイレン、着脱式赤色回転灯やフラットビームまで装備していたり、もう覆面パトカーそっくり。ただし、緊急往診車を示す表記のステッカーを車体に貼るよう指導されています。皆さんもこんな車を見たら、ニセ覆面と決めつけて追尾してYOUTUBEにドラレコ投稿する前に、患者の元へ向かう医師が乗る緊急往診車である可能性も考えてくださいませ。覆面が運転したくて警察官になれなかった人は、ニセ覆面なんか作ったりするより、医者になって着脱式パトライトとフラビを光らせて合法的に緊走するのも手かも!?(余計難しい?)医者の財力や趣味、アソビゴコロ、自己顕示欲によっては覆面と同じレガシィやキザシ、さらにはレクサスやベンツなどの威嚇力の強い緊急往診車も出てくることと思いますが、今後は「緊急往診車みたいなセルシオ」のような動画も出てくるんでしょうか。いつかYOUTUBEで出会えることを夢見て楽しみにしている筆者はアホでしょうか。


総合通信局の不法無線局探索車(官庁)


電波Gメンこと、総務省総合通信局が不法無線局を調査するときに使用しているのが、緊急車両指定された特殊車両「不法無線探索車」です。車体には役所を示す表記は一切なく(必要に応じてステッカーで示すようです)、着脱式回転灯を着用する姿はこちらも覆面パトカーそっくりです。車種はエルグラやレガシィ・ツーリングワゴンなど。中身はさすがに不法電波局を調査するだけあって、高度な電波探査機器がズラリ。北海道総合通信局では緊急出動の様子を詳しく解説しています。「赤色灯忘れずに」とのことで、勇ましく出動する姿と不法無線局を追いつめる姿が。

http://www.soumu.go.jp/soutsu/hokkaido/K/huhoudenpawooe.htm


日本赤十字の献血運搬車(民間)


なお、同じ医療機関の関係車両としては、昔から日本赤十字社の血液運搬車も着脱式赤色回転灯を搭載し、緊急時に使用して緊急走行を行います。ラジオライフという覆面マニアご愛読の雑誌には読者投稿のネタとして、「目の前の車が突然、赤色灯を窓からつけてサイレン鳴らして緊急走行してったので覆面パトカーだと思い、あとをつけて行ったら、行先は病院で、実は血液搬送車だった」なんてのがありました。

パトカー解説書籍各種



ところで一般の人が覆面パトカーのような車を作っても法的に良いものなのでしょうか?


世の中には自分の車を覆面パトカー風にしている人が多くいるようです。YOUTUBEには覆面パトカーマニアがサイレンを鳴らして緊急走行まがいをやって車両を追いかけるという違反動画が挙げられていました。拡声器で「ちょっと避けてください!」などと言ったと思うと、かなりの速度で前の車両を追跡しています。緊急車両指定も受けていない車が勝手な"交通取り締まり"のために公道でサイレンを鳴らして走らせるなんて当然、法律違反。では、「覆面モドキ」を作ること自体はいいのでしょうか?これについては明確な答えを見つけることはできませんでしたが、覆面パトカーの使用する着脱式赤色回転灯については、京都府警東山警察署様によると「持っているだけでは問題ないが、一般の人が許可なく光らせたり、音(サイレン)を鳴らして走るのは違法」とのことです。警視庁OBで作家の北芝健氏によると、「赤色灯は警察マニア向けのインターネットサイトや通販、専門店などで買えるアイテムで争って付けたがる人達もいる」とのこと。一方で、現職の愛知県警察官が自家用車を覆面パトカー風にして勝手な交通取り締まりをやって検挙された事件もあります。それにしても、覆面パトカーには不思議な魅力があるから全国にマニアがたくさんいるんだね。でも、元北海道警察警部で機捜隊やセイアン特捜隊員だった稲葉某氏は自著の中で「さすがにその趣味は私には理解できない」とおっしゃっており、苦言を呈されています。


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