警察の広報戦略と警察24時




警察の装備 航空機編

警察の広報戦略と警察24時 




■ 公開日 2013/05/09 15:24:51  
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あの手この手の警察の広報戦略!萌えキャラ使いの自衛隊には負けられない!これが警察の人材確保手段じゃい!警察の広報戦略をとくと見よ!


願わくば、警察はどうにか国民から理解されたいと日々努力している。全ては予算確保のために。もとい、優秀な人材確保のために。だから、警察では様々な"広報戦略"を打ち立てている。警察24時と俗に呼ばれる密着番組に協力しているし、近年では漫画原作の映画「パトレイバー」のイベントでも警察がブースを出して、レイバーの横に警察車両を展示したり、警察官志願者をかき集めたり、自衛隊に負けてはいられないとばかりになりふり構わずだ。このような警察の広報戦略をご紹介する。なにはともあれ、まずは警察官募集ポスターから紐解こう。デッデッデデンツウ〜。


ショッキングなものやインパクト重視のもの、漫画のキャラ、芸能人を起用したものなど都道府県ごとに多種多様。警察官募集ポスターの遍歴


昨今の警察官募集ポスターは、自衛隊同様に広報戦略を"デンツー"が受注しているのか、昔とがらりと変わって親しみやすいものが増えました。各都道府県警察が知恵を凝らし、ショッキングなものやインパクト重視のもの、芸能人を起用したものまでが採用され、寒いオヤジギャグ、マンガとのコラボ、その地方の特産物、文化とのコラボもあります。警察官の募集ポスターに登場するのは、それまでほとんどが男性警察官でした。しかし、男女雇用機会均等法の改正で女性警察官の活躍の場が増えたことで、女性警察官の比率もアップしています。また、警察をアピる小道具として平成14年から新規貸与が始まった「実物の警察手帳(バッジ)」が使われることもメチャ多いようです。さらには警察官の商売道具でありながら、募集ポスター掲載にはそれまで忌避されてきた警察の業務用拳銃も登場。そのタブー化されたNMB(ミネベア)製3インチ・ニューナンブを大写しにしたのが、愛知県警察の募集ポスター。有名な少女アイドルグループの名称を意識した「MKB68」は三重県警察の考案したキャッチコピー。警察庁職員採用募集ポスターではパトレイバーという漫画作品も使われています。また、悪徳警察官を主人公にした警察漫画でおなじみの望月三起也さんの描くイラストを起用したのが神奈川県警察本部。「ごめんですんだら警察いらんわ!」というキャッチコピーと泣いている子供の写真がインパクト大なのは大阪府警察本部。ドラマ「相棒」の鑑識課員の芸能人を起用したのが広島県警察。放射能汚染地域で活動する防護服タイベックスを着た警察官の悲しい後姿の写真を使ったのは福島県警察本部。なまはげがノーヘルで白バイに乗る写真が圧巻なのが秋田県警察本部。キャッチコピーは「悪いやつはいねが?」。悪いのはノーヘルのダンナさんじゃないの・・・・。へえ〜。警察官募集ポスターってところ変わればガラリと違うものなんだね!

警察の"広報番組"警察24時






一方、毎年お正月、夏休み恒例と言っても過言でない、いわゆる警察24時。警察密着番組では、交通部による交通取締から、刑事部による覚せい剤や詐欺事件摘発、生活安全部などによる違法風俗店の摘発、地域部の田舎の駐在所、航空隊など様々な警察活動が密着取材され放映されますが、警察官たちの日々の弛まぬ苦労や努力が伝わってきて、頭が下がる思いです。さて、その中でも一番人気と言われているのが、警視庁や神奈川県警と言った首都圏の警察本部の機動捜査隊の初動捜査密着取材です。たった今発生したばかりの事件の捜査を担当する機動捜査隊は、犯人と遭遇する可能性も高く、また、カーチェイスの頻度も高いため、迫力満点です。神奈川県警察機動捜査隊の密着取材ではカメラマンが同乗した覆面パトカーに犯人の車が衝突!取材も命がけです。このように警察24時では、警察の中のそれぞれのセクションが紹介されますが、交通警察だけにスポットを当てた『日本テレビの交通警察 真夏の大捜査線』などもあります。警察24時は低予算での制作にもかかわらず、視聴率が高く取れる人気番組の一つで、多くのテレビ局がこぞって警察密着ドキュメンタリーを企画、放映しています。警察としても、お金をかけずして広報番組を全国放送してもらえるのですから、警察24時への協力は取材拒否の大阪府警ですら惜しみません。ただ、不思議なことにNHKでは警察24時のような番組は存在せず、放映されたことはありません。さすがに公共放送たる自覚を持ち、警察のような国家権力とのなれ合いは公共放送のポリシーに反すると考えているためでしょう。


警察の催し物


警察を身近に見学できる催しは各都道府県警察で毎年開催されています。これらを利用することで、普段あまりお世話になりたくない警察官や、パトカーの中を安心して見学することができます。例えば、北海道警察ではカルチャーナイトと呼ばれる催しが毎年開催されており、子供から大人まで一般の方が参加できる警察の見学会です。普段は入れない北海道警察本部にも入ることができて人気だそうです。また、各地の警察本部で行われている観閲式も一般の方が見学に参加できるのでおすすめです。こちらはMP5短機関銃を携行した機動隊員の行進から地域部航空隊のヘリコプターの編隊飛行まで見られます。ただし、都道府県によっては、視閲式の開催を広報しないところもあるようです。また、余計なモノを撮影したりすると目の吊上がった大男に「アンタ、それブログに載せるんでしょ。知ってんだからね」と後ろから激怒プンプン丸で御声がけが・・・・・。また、警察博物館は警視庁が運営している警視庁の歴史を紹介する広報施設で、こちらも装備品や資料が豊富です。

警察のマスコットキャラ


日本の官公庁では実に多くの独自マスコットが税金で考案され、可愛がられています。自衛隊のピクルス王子とパセリちゃん、総務省の電波りようこちゃんなど、警察にもほかの省庁同様に、オリジナルのマスコットキャラはあるのでしょうか?実は、あります。まずは警視庁のピーポくん。刑事ドラマでも出てきたのですが、著作権に配慮し「ピーポーくん」とされ、ツノも2本になっていました。これはいけない。警視庁では捜査協力者や見学の子供にピーポ君グッズを差し上げることもあるそうです。これはいい。一方、北海道警察本部では太った狸のような「ほくとくん」がいますが、正体は狐だそうです。青森県警察ではアピーくんとレピーちゃんがいるほか、むつ警察署では著名な漫画家が作った目つきの悪いアニメ風女性警察官「アンナちゃん」が独自キャラとして制定されています。岩手県警察では「ケイ太郎くん」に代わり、平成17年からぴかぽちゃんがマスコットを務めています。山口県警察は特産のふぐをモチーフとした「ふく丸くん」。岡山県警察では名産の桃にちなんで桃太郎がモチーフの「ももくん&ももかちゃん」がいます。長崎県警察はロボットの「キャッチくん」。沖縄県警察はやはりあの有名な「シーサーくん」。筆者がおすすめなのは愛媛県警のキャラ、心ちゃん。みかんがヘルメット被って歩いています。滅茶苦茶不気味でシュールです。

http://www.police.pref.ehime.jp/profile/mascot.html
このような警察のマスコット全キャラは警察庁の公式ホームページにて見ることができます。
http://www.npa.go.jp/koho/mascot/

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