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警察と珍(ちん)
■ 公開日 2013/05/09 15:24:51
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暴走族、あるいはヤンキーと呼ばれるかわいそうな非行少年たち・・
かつて不良少年や非行少年は世間から「ツッパリ」と呼ばれていましたが、昨今は「ヤンキー」と呼ばれるのが一般的です。このヤンキーが集まって車両を用いて集団で危険な暴走を行う集団を暴走族と呼びます。他人を威嚇する強そうな格好とヘアスタイルをして集団で改造車両に乗り、無秩序に道路を走る反社会的で心に闇を抱えた可哀想な子たちは、社会が連携して悪の道から救ってあげなければなりません。現在、警察では暴走族を「共同危険型」と「違法競走型」の二つに分けています。暴走族が行う「共同危険行為」とは、道路において2台以上の自動車又は原動機付自転車を連ねて通行させ、又は並進させる場合において、共同して、著しく道路における交通の危険を生じさせ、又は著しく他人に迷惑を及ぼすこととなる行為で、集団暴走による騒音をまき散らす行為や違法改造、共同危険行為などの犯罪行為です。このような暴走族は交通の妨げになるだけでなく、ときには注意をした市民を凶器で襲うこともあります。当初こそ、暴走族が積極的に一般人や一般車両を襲撃するという事はあまり見受けられませんでしたが、昭和51年度ごろからは、ことさら、それも計画的に一般市民や警察官を襲撃するケースが目立ちました。それが因果となったかは定かではありませんが、昭和59年5月には東京都葛飾区の水元公園内で、バイクの少年=当時(17)=が、道路に張られたロープに首がひっかかり、転倒して死亡する事件が発生しています。1980年前後に暴走族は最盛期を迎え、80年代はとくに暴走族、そこから派生したヤンキー、ツッパリ、そして校内暴力、不良にいじめつけられた子が自殺に追い込まれるなど、大きな社会問題となりました。
暴走族を「珍走団」と呼ぶネット発祥の運動に警察も賛同、実践。
2000年代初頭、暴走族にキレた一部の"ネチズン"が、「暴走族を珍走団と呼ぼう」と提案。この"呼び換え運動"に多数のネチズンが賛同し、瞬く間に珍走団の名称が定着。昨今ではさらに短縮されたネットスラングとして「珍走」「珍(ちん)」と呼ばれることもあります。このネチ発祥の社会運動に愛媛県や福岡県などの一部の自治体や警察本部も賛同し、ポスターなどで珍走団と言う言葉を積極的に使用してイメージダウン運動を行いました。愛媛県警察本部交通部暴走族対策室長の藤田聡彦さんによれば、
『「珍走団対策室長」という名称も使いたいと思います。』
とおっしゃっています。
引用元
https://web.archive.org/web/20091218005359/http://www.pref.ehime.jp/hiroba/hiro1606.htm
『エッ!暴走族?いいえ、珍走団です。』のポスター
http://p.twpl.jp/show/large/FQdvC
http://photos1.blogger.com/blogger/5462/3182/1600/20060809(002).jpg
暴走族の子たちを利用して捨てる反社会勢力
昨今では日本各地に「半グレ集団」なる暴走族、ヤンキー上がりの、さらに凶悪な集団も登場しています。北海道砂川市で起きた飲酒運転による家族4人殺害事件の犯人二人は、上砂川を根城とする半グレで、仕事もろくに無い廃れた元炭鉱町やスイートロードなのに、職があり30万円のクロムハーツの財布を持ち、羽振りが良かったそうで、自分たちのバックには組織暴力がいると周囲の人間に吹聴して威嚇していたと報じられています。しかしながら、現行法上では半グレ集団と組とは異なるという扱いのため、暴対法や暴排条例を適用することが出来ず、彼らはその旨みを知っているからこそ、組に敢えて加入しないと言われています。とくに東京を根城とする関東連合と呼ばれる集団は、暴走族を集団の始祖としています。また、同じく東京で活動する中国残留孤児で構成された怒羅権という集団は、「自分たちはサベツされた」という主張のもと、敵対する同種のグループとの抗争だけでなく、警察を襲ったり、ただの通行人の日本人を襲って殺してもいます。「怒羅権」とは(自分たちをサベツしてきた)日本人に対する怒り、団結、権利を意味するそうです。「 半グレ集団とは何なのか?(p.157) 溝口敦 2011年 新潮新書」によれば、半グレは芸能プロ、土建屋などをオモテの生業としながら、裏ではオレオレ詐欺など不法行為で数億単位のカネを得ているとのことです。また、朝日新聞(http://dot.asahi.com/aera/2013080600011.html)によれば、関東連合はオモテの稼業のひとつとして、法人登記して税金を納めたうえで、"女性の出演する特殊映像のDVD"を制作する会社も経営しており、合法ビジネスを展開しているそうです。とくに日本人に恨みを持つというドラゴンなどは、日本人の生命財産など奪って当たり前、むしろ日本人を積極的に絶滅させることが至上命題と考えていますから、もはや暴走族や半グレというよりは外国勢力が高度に軍事組織化している「死ね死ね団」みたいで恐ろしいですよね。
豪雪地帯名物、徒歩暴走族
札幌市を根城にする「徒歩暴走族」が新たな暴走族の形態として注目されています。その名の通り、特攻服を着て暴走族特有の身なりをしていますが、バイクには乗らず徒歩で移動したり、円陣を組んで所属団体の名称を大声で叫んだり、たむろったりしながら、やにわに、
口で「バーリバリ、ブオンブオ!パオォーン!ヒュンッ!ヒュンッ!」
という暴走族の乗る違法改造バイク特有の不思議な音を発して市民に威嚇因縁を行い、脅しつけて自分たちの恐ろしさを誇示しています。バイク音の演技が下手だったり、オッス連呼で声が小さいと、直情型で単細胞で火病の怖いパイセンにシバキつけられ、それはまるでアットホームなお店です!みたいなブラック飲食の苦行僧みたい。札幌市のほか、青森にも亜種がいます。こわーい。
警察がエアガンで暴走族を撃つ新スタイルが登場!
ほかにも、警視庁や和歌山県警察が暴走族対策に活用しているエアガンといった特殊装備も活躍します。このエアガンは、エアガン改造部品や陸上自衛隊向けのペイントガン、海上自衛隊特殊部隊向けの訓練用MP5ガス銃を製造販売している会社が、公的機関専用に売り出しているもので、正義遂行のため、高圧ガスを用いて正義のジュール値で特殊塗料の入ったペイント弾を発射するものです。それにしても警察がエアガンで暴走族を撃つ時代が来るとは想像もできませんでした。
「暴走族対策車」なる覆面パトカーや「黒バイ」を配備
さて、警察の暴走族対策で積極的に投入されているのが、黒バイと呼ばれるバイク部隊です。暴走族が現れると赤色灯を点灯させサイレンを鳴らして追尾するのですが、この黒バイは言わば、覆面パトカーのバイク版といったようなもので、簡単に言えば、白バイをそのまま黒く塗って警察の表記をつけていないバイクです。また、警視庁には暴走族対策車なる覆面パトカーが配備されています。見た目は
TAアンテナ
とピーポ君ステッカーくらいしか特徴のないヘーワ的なレガシイ・ツーリングワゴンですが、緊急走行時には赤灯を二個載せするほか、フラットビーム風のLED警光灯が車内の前後左右に合計10個搭載されており、異常なまでのピカピカ具合です。おまけにレガツーにはサンルーフまで装備されており、これは警察官が身を乗り出して動画撮影など採証活動のほか、前述した正義のエアガンで暴走族を撃つためです。
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