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覆面パトカー解説(アニメ編)
■ 公開日 2013/05/09 15:24:51
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覆面パトカーの出るアニメってあるの?
昨今では事件の捜査を主題にしたリアル派の作品も人気を博しているアニメ業界。警察どころか、
自衛隊の中の警務官
を主題にしたアニメ映画すら公開されている。事件が起きれば、パトカーが登場するのはアニメも奥様ドラマも同じだが、今回は白黒パトカーではなく、敢えて覆面パトカーが登場したアニメをご紹介したい。まず、マニアックだったのが「逮捕しちゃうぞ」という交通課の女性警察官を主役にしたアニメ。交通課の女性警察官がなぜか交通事件以外にも首を突っ込んで、難解な事件を解決していくというハチャメチャ(死語)な作品。これは3インチのニューナンブから覆面パトカー、さらには覆面の車内のカーメイトのお化粧直しミラーまで再現するというナカナカコッタ作品で、マニアからの受けが良い作品と言われているようです。
パトカー解説書籍各種
お次は「機動警察パトレイバー」です。1990年7月18日放送の37話の中で高速道路交通警察隊の覆面パトカーが登場。後部座席後ろの電光掲示板(パトサイン)まで描くなど、かなりコッタ描写をしていました。そういえばこのアニメ、隊長のゲタ車両が黒塗りの覆面パトカーどころか、ミニパトというのが何ともひねくれた感じがしていいですよね。さあ、今度はずっとタイムスリップして1983年に放映されたアニメ「未来警察ウラシマン」です。本作にて、すでに日本アニメに覆面パトカーは登場しています。本作は1983年当時の現代から2050年へと時空を超えてしまった主人公の浦島リュウが、その未来世界でスキルを認められ警察官に任用されてしまうという「浦島太郎」に着想を得た立身出世型の奇抜なアニメです。主人公「ウラシマン」が乗る車が覆面パトカーとして特装を施されています。特徴的なのはそのパトライト。着脱式ではなく、現実の交通取締り用や警護用の覆面パトカー同様にボタンを押すと、ルーフから自動で出てくるタイプです。さすがに2050年のミライともなると、車社会もハイブリッドカーや恋する充電プリウスどころの騒ぎではなく、車はみんなタイヤが無い「エアカー」で、地上から数十センチ浮いて走るという究極のエコカー社会です。おそらく運転も自動制御が主流でしょう。やったね日産。あっグーグルかも。無論、パトカーもタイヤがありません。そんな時代でも、交通取り締まりは行われているようです。なんたって覆面パトカーが存在していますからね(笑)なお、主人公は「タイヤがついてない車は嫌だ」という理由でエコ社会に反して(タイヤの付いた)ビートルに乗っています。しかしながら、パトライトを出す場面は最初の回だけで物語中盤以降、パトライトは常時出しっぱなしで捜査上の秘匿目的で活用されることもなくなり、覆面パトカーの意味を成さなくなってしまいました(笑) それにしても80年代に描かれた未来を舞台としたアニメというのは様々ありますが、"ドローン"や"アイポッド"まで先取りしていたのは、この作品だけでしょう。そして、1989年に制作された「ライディング・ビーン」というOVA。こちらの作品では米国警察が描かれていますが、主人公の運び屋を追う刑事たちが乗る覆面パトカーのダッシュボード上には回転灯が設置されていました。また、ゴルゴ13という劇場アニメでは米国警察の覆面パトカーが出てきました。なぜか反転式だったのが笑えてしまう(笑)一方、ルパン三世のテレビシリーズでは、銭形警部がこれまた米国警察の覆面で登場。こちらは着脱式で青いライトを自分で載せてました(笑) 最後は日本のテレビアニメではなく、米国放映のテレビアニメから。トランスフォーマーシリーズの米国版「トランスフォーマーアニメイテッド(Transformers Animated)」に登場する"オートボット"の「バンブルビー」は普段、覆面パトカーの形態になっているという設定。子供向けのおもちゃとしての商品展開を見据え、パトカーとしての見栄えが優先されたのか、パトライトは米国警察では珍しく、屋根の上に設置されており日本の覆面とそっくり。まあ、それにしても覆面パトカーが出るアニメというのは 古今東西、昭和から平成まで結構いっぱあるんだね!
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