公安調査庁は情報機関である




警察の装備 航空機編

公安調査庁は情報機関である 




■ 公開日 2013/05/09 15:24:51  
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破防法と公安調査庁

公安調査庁の前身組織は法務省の特別審査局で、過激な団体を調査する目的で1952年に設立されました。破壊活動防止法や、団体規制法の規制対象に該当する団体であるかどうかの調査(情報収集)と、処分請求(団体規制)を行うのがもっぱらの業務であり、職員が時に命がけで集めた情報は政府の上層部に報告されます。90年代、オウム真理教の一連の事件で有名になりましたが、それ以前はあまりメジャーではない組織で今もそれほど知名度は高くない組織と言えるでしょう。しかし、イスラム国などの国際テロ組織によるテロで、日本人もすでに殺害されており、昨今の国際情勢を鑑みれば、今後活躍が見込めるでしょう。主に左翼団体などの監視活動が主でしたが、現在では一部の国粋主義団体も監視の対象です。


公安調査庁は「捜査機関」ではなく、「情報機関」


公安調査庁は、国内外の宗教テロ組織やテロ集団などの情報収集活動を専門に行っている機関です。物々しい名称ですが、警察や検察が捜査機関であるのに対して、公安調査庁は法務省に属する情報機関という位置づけになっており、公安調査官は逮捕権や武器を持ってはいません。また、公安調査官には制服がありません。もっぱらワイシャツにスーツで、夏はクールビズです。公安調査官に任官するのは、ほとんどが東京大学卒など秀才です。前述したとおり、逮捕権がない、拳銃を携帯できないなど警察とは異なる組織ですが、唯一、強制調査権という権限を有しており、団体への立ち入り調査を行うことができます。全体で1500人の職員が働いており、平均年収は、キャリア採用の大卒でありながら、650万円程度となっています。

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