交通機動隊　

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■ 公開日 2013/05/09 15:24:51

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一般道の指導取り締まりを専門とする執行隊。違反者には容赦しない青服ファミリー

交通機動隊は、全国の警察本部に編成されている、もっぱら交通取り締まりを任務とするセクションです。略称は交機（コーキ）です。とはいえ、腰には銃を携帯しています。取り締まりを行う狩り場は、高速道路以外の一般道のみで、高速道路交通警察隊とはテリトリーで競合せず、棲み分けが出来ています。ただ、交機のパトカーも移動のために高速道路を使うことがあります。先日、東京都内で警視庁の白バイ隊員が呼びかけても車から降りてこない女性ドライバーを逮捕するために、特殊警棒で窓ガラスをたたき割っていました。なんと警視庁ではこの交通機動隊の中に騎馬隊も編成しています。

交通機動隊員の制服

両足のサイドに白ラインの入ったライダースジャケット型のスカイブルーの上下を着用し、ヘルメットを着用しています。高速隊の制服とほぼ同じです。ショカツの交通課の警察官は、いわゆる通常の警察官の制服に白のベルトを着用していますが、交通機動隊でもパトカーに乗車する隊員は通常の警察官の活動服スタイルで取り締まりを行うこともあります。2015年3月18日にTBSで放映された『水トク！ 激撮！ 密着警察24時！』によれば、北海道警察本部交通機動隊では夜間取り締まり時、覆面パトカーの乗務員は白いヘルメットの上に黒いカバーをかけて覆い、目立たなくさせる工夫も見られました。

交通機動隊の取り締まり方法　定置式の『速度取締り』

パトカーを使わず、隊員が本線の脇にレーダー装置を設置し、車両の速度を測定し取り締まりを行います。この方式はもっぱら警察署の交通課のほうが多く行っており、交機隊員が行うのは珍しいでしょう。

交通機動隊の取り締まり方法　レーダー搭載パトカーによる取り締まり

赤色灯の中央にレーダー測定装置を設置した白黒パトカーで取り締まりを行います。車種はセドリック、ティアナやスカイライン、クラウンなどが多く配備されています。通常、本線から少し離れた小道などにパトカーを隠して、違反していると思わしき対象車両へ、レーダーを一瞬照射し測定します。レーダーの電波は一瞬で測定できます。2015年になると、レーザー光線による速度測定レーダーも配備されてきたようです。違反車両を確認するとパトカーは、ライトをつけてサイレンを鳴らし猛烈に追い上げ検挙します。検挙すると「急いでおられましたか？」と笑顔で言って免許証の提示を求めます。「前の車の速度に合わせただけ」「後ろから煽られた」とか、そんな違反者たちの言い訳は流して、手際よく切符を切る隊員はまさにプロ。交通違反者が支払う反則金は「交通安全対策特別交付金」として国の財源となったのち、交通安全施設等整備事業に充てられます。

白バイによる取り締まり

交機と言うと、白バイのイメージのほうが先行するかもしれません。やはり交通機動隊の白バイ隊員は運転テクニックも一流。ちなみに警視庁の交通機動隊には暴走族対策の黒バイも。

覆面パトカーによる取り締まり

覆面パトカーの乗務員は、走行する車両の速度を目で見てほぼ特定できる高度な技術を持っており、明らかに制限速度を越えて走行している車両を対象に取締りを行っています（※）。交機の使用するパトカーは白黒と覆面の二種類です。とくに全国的にセドリックの交通覆面パトカーが配備数が多く、セドリックは追跡を開始し加速、シフトアップするとテールが沈むのがメチャカワイイということで警察マニアに人気があるようです。次いでおなじみのクラウン。大阪府警交通機動隊八尾分駐ではセダンの交通覆面パトカーはもうバレバレだということで、ステーションワゴンの日産ステージアやスバル・レガシイ・ツーリングワゴンなどを配備しています。覆面パトカーは白黒パトカーと違って、レーダー装置を搭載していません。ではどうやって速度違反を測定するのかというと、ストップメーターと呼ばれる自車の速度を利用して対象車両の速度を相対的に計測する装置がついていますのでそれを使用します。道路交通法によって警察の自動車が交通違反の取り締まり時において速度の測定中は必要ならサイレンを鳴らさなくても良いと認められています。しかし、その際も赤色灯は必ず点灯させなければなりません。でも、屋根から赤色灯を出しながら違反車両を追尾し測定するとバレやすいため覆面パトカーは前面赤色警光灯のみ点灯させて測定を行います。つまり、そういうことなんですね〜。そして数秒にわたり追尾しながら隊員が速度を読み上げて違反速度を確認すると「はい、違反」と言って屋根から反転式赤色灯を出し、はじめてサイレンを鳴らし、スピーカーで「前の運転手さーん、違反になります。左に寄せて停車してください」となります。この取り締まり自体は高速隊もほぼ同じです。

※「覆面パトカーの乗務員は、走行する車両の速度を目で見てほぼ特定できる高度な技術を持っており、明らかに制限速度を越えて走行している車両を対象に取締りを行っているところです。」
引用元　青森県警察交通部公式サイト

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