自動車警ら隊　

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■ 公開日 2013/05/09 15:24:51

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警察署のナワバリを超え、PCによる遊撃的な警らおよびバンカケを実施せよ！ハッパにヒカリモノ、"光と水のある場所に集まる奴ら"を見逃すな！

パトカーによる街頭パトロールと職務質問を主な任務とした機動部隊です。この通称「自ら隊」は警察24時登場率も比較的高く、勇壮な仕事としても知られています。自ら隊は通常、ショカツではなく警察本部地域部に属しており、市をまたいで活動をすることができる部隊です。例えば北海道警察の場合、自らは本部地域部におかれ、主に札幌市内とその周辺の札幌方面中央、北、南、西、東、豊平、白石、厚別、手稲、江別の各警察署と小樽警察署の一部の管轄区域を所管しています。さらに、方面本部のうち北見方面本部では地域課内に自動車警ら係があります。釧路方面本部では釧路機動警察隊と十勝機動警察隊が自動車警らを担当しています。旭川方面本部では旭川機動警察隊、函館方面本部は函館機動警察隊が担当します。このような部隊の警察官は白黒パトカーに乗車して管内広域をくまなく巡回し、もっぱら職務質問を行ったりして街頭犯罪防止活動を担うほか、110番通報による事件の初動捜査などもしますから、この点では刑事部の機動捜査隊の"白黒パトカー版"とも言えるでしょう。勤務員は3交代制で激務です。自らは新人警察官の職質実地訓練も兼ねており、職務質問技能指導員という資格を持つ警察官が新人を指導しています。

「自ら」が無い本部もある

全国的に見ると、自ら隊がない警察本部や、また「自動車警ら隊」の名称を用いない警察本部もあります。例えば大阪府警察や岡山県警察・宮城県警察・群馬県警察、大阪府警察では「機動警ら隊」などと呼んでいます。兵庫県警はさる事情から「自動車警ら隊」を解散させ「機動パトロール隊」を発足させています。しかし、名称は違ってもどれもその内実は自ら隊そのものです。またこのような大規模な部隊を編制せず、ショカツ単位で地域課内に「自ら班」や「自動車警ら係り」を設置する場合もあります。自動車警ら隊は各県警察本部の地域部に置かれることが多いですが、中には生活安全部や警備部に吸収された警察本部もあります。鹿児島県警では2010年になってようやく自動車警ら隊が発足しています。

自ら隊員の制服

交通機動隊員のような特別な制服はありません。専ら、丈が短く動きやすい「活動服」と「活動帽」を着用しており、同じ地域部に所属する交番の警察官と全く同じ格好と言っても過言ではありませんが、自らの腕章をつけることが多いです。ヘルメットは何処の警察本部でも着用しないのが一般的のようです。

自動車警ら隊の配備車両は「白黒パトカー」のみ

例外はあるかもしれませんが、基本的に自動車警ら隊で運用するパトカーは白黒パトカーで、覆面パトカーは運用しません。埼玉県警などでは車両への体当たり対策のため日産のエクストレイルなど大型四輪駆動車が配備されていますが、全国的にはやはり高排気量の200系クラウンが圧倒的で、地域部は交通部と明確に違うということを表すためか、パトライト昇降装置も搭載しています。ショカツの通常の警らパトカーと違う点は、パトカーのルーフ上に表記された対空表示が3桁の数字になっている点や、フロントガラスに番号表示、サイドに自ら隊を示すステッカーが貼ってあるぐらいです。福岡県警察の自らの場合は、パトライトにホワイトのラインが斜めに入っているのが特徴です。

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