女性警察官の任用と役割




警察の装備 航空機編


女性警察官の任用と役割 




■ 公開日 2013/05/09 15:24:51  
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現在の警察では女性警察官の活躍も目立ってきています。


世界的に見ると、およそ120年ほど前、近代警察が確立されたころに世界の警察組織では女性警察官の登用が行われはじめ、シカゴ市警察で1891年に世界初の女性警察官が誕生したと見られています。その後、各地で女性警察官登用の動きが加速し、イギリスやカナダでも女性警察官の活躍が始まりました。日本では現在の都道府県警察に一本化されるまで、国家地方警察と自治体警察という二つの警察が存在していましたが、日本の警察で女性が活躍をするのは1945年、戦争が終わってGHQの統治が始まった翌年の1946年(昭和21年)からになります。とは言っても、いきなり女性刑事など第一線で活躍する職種に女性警察官が配置されたわけではなく、昭和30年ごろまでは広報など内勤職種に限定されていました。現在の都道府県警察では女性警察官の活躍も目立ってきています。これまでのイメージですと女性警察官と言えば、ミニパトに乗って駐車禁止の取り締まりに精を出す交通課員というものでしたが、今では地域課の交番勤務員や交機の白バイ隊員、刑事や鑑識SPまで様々な部門において女性警察官が活躍しています。また、女性が被害に遭う性犯罪などでは女性の捜査員のほうがスムースに対応できます。機動隊の中にも女性だけの部隊が編成された例もあり、京都府警察ではダイヤモンド隊、北海道警察ではライラック隊という小隊が臨時編成されていました。自衛隊の特殊作戦群や特別警備隊といった正式な特殊部隊には女性隊員が就くことを防衛省が女性保護の観点から禁止していますが、警察では例えば神奈川県警察捜査第一課特殊犯捜査係STS(警視庁のSITに相当)の最も危険な任務を帯びた突入要員に、女性隊員がいます(ただし、現状では特殊急襲部隊SATに女性警察官は入隊できません)。へえ〜。女性警察官ってとってもかっこいいんだね。


県警本部長に初の女性警察官を起用

2013年には岩手県警察本部長に初の女性警察官が就任しました。これは長い日本警察の歴史において快挙です。


女性警察官に銃は貸与されない?


日本警察では女性警察官へ拳銃を貸与してこなかったというのは本当でしょうか。神奈川県警では最近まで、刑事以外の女性警察官には拳銃を貸与していなかったそうです。交通などの女性警察官は、それまで特殊警棒のみの武装であったそう。これは県警が「女性警察官に銃を貸与すると犯人に奪われるリスクがある」との理由で2009年4月まで貸与せず、特殊警棒のみ貸与していました。現在では原則、県警の交通部や地域部に所属する主に制服の女性警察官に一人一丁ずつ、合計で730丁あまりのサクラ短銃などが、貸与されています。このように一部の警察では女性警察官に対して拳銃を貸与するのは、いささか不安なのは事実のようです。一方で女性警察官が訓練中にテレビを撃ったりするなど正しくない拳銃使用が相次ぎました。神奈川県警厚木署で女性警察官らが訓練中、実銃を使用してビデオシミュレーターによる疑似射撃訓練をやっていたところ、あらかじめ、拳銃から実弾を抜いておくべき手順を忘れ、実弾が入ったままの拳銃をテレビモニター内の敵に向けてかまえ引き金を引き、見事テレビをスクラップにしたそうです。

ニュースの典拠元
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009062501000396.html

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